アトピーケアの手引き

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アトピーケアのためのアロマセラピー アトピー性皮膚炎を改善する日常生活のポイント

アロマセラピーその2 始める前に知っておくこと

2018/08/26

手軽に始められるアロマセラピーですが、始める前に知っておかなければトラブルになってしまう基本的なことをお伝えします

アロマセラピーで使う精油は、いろいろな方法で使うことができます。

マッサージや塗ることで、皮膚から成分を吸収させる方法、芳香で鼻から吸収させる方法、アロマバスやうがいなどがあります。

これらの方法は使う精油によって、使い分けることが必要です。精油によっては皮膚刺激があるものがありますので、アトピー性皮膚炎の方は特に注意が必要です。

アトピー性皮膚炎の方はまずは直接肌につける方法ではなく、間接的な鼻から取り込む芳香させる方法がおすすめです。

どの精油を使う前に使用できるか確認し、パッチテストをして肌に刺激があるかないか確かめてから、使用しましょう。


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フェノールやアルデヒド、モノテルペン炭化水素類を含む精油は直接皮膚にぬるとかぶれたりすることあります。

モノテルペン炭化水素類の主要成分名 カンフェン、αビネン、βビネン、Γテルピネン、パラシメン、フェランドレン、βミルセン、リモネン、カレンなどがあります。オレンジ、レモン、グレープフルーツ、マンダリンなどの柑橘類、サイプレスなどに多く含まれています。酸化して変質しやすいので、冷暗所に保管が必要です。

フェノール類の主要成分名 オイゲノール、カルバクロール、チモール(タイム、チモール、クローブ、オレガノ、シナモン(葉)に多く含まれる。

アルデヒド類の主要成分名 シトロネラール、ゲラニアール、ネラール、シンナミックアルデヒド、アニスアルデヒド、ベンズアルデヒドなど。酸化しやすい。メリッサ、レモングラス、レモンユーカリなど

これらの精油は高濃度では使わず、低濃度に薄めて短期間で使用すること、必ずパッチテストをしてから使用してください。

 

乳幼児(0歳~小学校就学前のこども)には使用してはいけない精油があります。

シダーウッド(アトラス、バージニア)、シナモン(葉、樹皮、カシア種)、セージ、バジル、ヒソップ、フェンネル、ベチパー、ペパーミント、ヤロウ、ユーカリ・グロブルス、ラベンダー・ストエカス、ローズマリー(カンファー、ベルベノン)

これらの精油には、刺激性や肝臓や神経の機能に障害をもたらすことがあり、使わないでください。

基本的に乳幼児(0歳~小学校就学前のこども)はほかの精油でもアロマセラピーは、過度の刺激をあたえたり、眠りにくくなったりすることがありますし、乳児は嗅覚でおかあさんを覚える時期ですので、使わないでください

ケトン類の主要成分名 アトラントン、カンファー、カルボン、ツヨシ、ヌートカトン、ピペリトン、ピノカンフォン、プレゴン、フェンコン、ベルベノン、メントン、cisジャスモン (セージ、ペニーロイヤル、ワームウッドなど肝毒性、神経毒性があるので、てんかん、けいれんをおこしたことがある子供、妊婦、授乳婦、乳幼児には使用不可)

オキサイド類の主要成分名 1,8-シネオール、ビサボレンオキサイド、ビサボロールオキサイド、リナロールオキサイド、ローズオキサイド、アスカリドール(ニアウリ、ユーカリグロブルス、カモミールジャーマン、ゼラニウム、ローズなど)刺激が強いので乳幼児には使用しないこと

たくさんあるので、よくわからないという方はアロマセラピストのいるお店で相談して購入しましょう。


★こどもに使える精油の例

ラベンダー、ティートリー、ユーカリラジアタ、カモミールローマン、グレープフルーツ、オレンジスイート、レモン、ベルガモット、ゼラニウムなど


 

妊娠中に使えない精油があります

 

妊娠初期は、精油を使用しないこと。特にカモミールジャーマン、カモミールローマン、ラベンダー、ローズ

妊娠中期~後期は子宮を刺激する精油や毒性があるものは使用できません。またお腹が張るときはアロマテラピーはやめましょう。

アンジェリカ、キャロットシード、クラリセージ、クローブ、シダーウッド(アトラス、バージニア)、ジュニパー、ジャスミン、シナモン、セージ、ニアウリ、ネロリドール、タイム・チモール、バジル、バルマローザ、ヒソップ、フェンネル、ペパーミント、メリッサ、ヤロウ、ユーカリ(グロブルス、シトリオドラ)ラベンダー・ストエカス、レモングラス、ローズマリー(カンファー、ベルベノン)など

授乳中使えない精油 シダーウッド・アトラス、シナモン(葉、樹皮、カシア種)、セージ、バジル、ヒソップ、フェンネル、ペパーミント、ヤロウ、ローズマリー(カンファー、ベルベノン)などがありますが、赤ちゃんがそばにいますので、お母さんが精油を使うと必然的に赤ちゃんにも影響がありますので、乳児の時はアロマテラピーは控えたほうがいいと思います。

 


medi


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