アトピーケアの手引き

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なかなか治らないあせもの原因と治療

2017/10/01

あせもの原因

 

あせもは正式名称は「汗疹(かんしん)」または「汗貯留性症候群」といいます。汗の詰まる場所により、角層内または角層下は「水晶様汗疹」、表皮内は「紅色汗疹」、真皮内は「深在性汗疹」と分かれます。この中でも一般的なのは、赤み、かゆみをともなう「紅色汗疹(こうしょくかんしん)」で、赤ちゃんや子供がよくなるのもこの赤くなるタイプのあせもが多いです。

あせもの薬、治療について

あせもの一般的な治療は、皮膚科では湿疹の治療と同じで、ステロイド外用剤を塗ることです。症状がひどくなければ、市販薬でも治療することは可能です。忙しくてなかなか医療機関へ行く時間がない方は、まず市販薬で試してみて、1週間しても治らないなら皮膚科の受診をおすすめします。


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あせもをなおすための生活注意

あせもができてしまったら、できるだけ汗をたくさんかかないようにすることが大切です。エアコンや冷風機など上手に使って高温多湿の生活環境にできるだけならないように工夫してください。寝るときもできれば、エアコンで寒くないような温度に設定し、かゆみができるだけでないようにしましょう。気温が高いとどうしても掻きむしってしまったり、とひびやアトピー性皮膚炎の悪化につながります。

あせもになりやすい場所は、あたま、首まわり、お腹、(女性は)ブラジャーの下の部分の胸のあたり、股、足の付け根、お尻など汗のたまりやすい部分にできやすいので、こまめに汗はふきとりましょう。

汗をかいたときはできるだけ早くふき取るようにしましょう。汗がついたままの状態はあせもが早くなおりません。気が付いたときは、できれば濡らしてやわらかいタオルでふき取るといいでしょう。汗を拭くウェットティッシュでも可能ですが、無香料のものを使いましょう。

帰宅したら、すぐにお風呂に入って汗をしっかりと流しましょう。洗うときは患部をやさしく刺激しないように泡で洗いましょう。湯船につかってもいいですが、あついお湯はかゆみも、赤みも増してしまい、症状の悪化をまねくので、できればシャワーでさっと入りましょう。

お風呂上りにベビーパウダーを使う方もいるかと思いますが、あせもができていない状態で使うのは肌がサラサラとなり皮膚を乾燥させるので、いいかとおもいますが、あせもができた状態で使うのは、汗がきちんと出るための汗腺をふさいでしまったり、塗り薬と併用してしまうことで、ベビーパウダーが固まって逆に肌によくない状態になることもあるので、あせもができている間はベビーパウダーは、つかわないようにしましょう。

 

赤ちゃんのおしりのあせもは、こまめにおむつを替えてあげること。またおむつの種類がたくさんありますが、お子様の肌にあう通気性のすぐれたおむつをさがしてみてください。

おしりふきも、お尻にあせものあるときはできれば、ぬるま湯にひたしたコットン(綿)をかるく絞ったものでふいてあげると治りが早いと思います。おしりをふいたら、すぐにおむつをせずに肌が乾いてからはかせてあげてください。

吸湿性のよい素材の肌着や、服を選ぶようにしましょう。

 


medi


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