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アトピー性皮膚炎と冷え性
2022/03/15
アトピー性皮膚炎と冷え性の関係
女性に多い冷え性ですが、冷え性とは一体何でしょう?
手足が冷えて困っているのに、何をやっても改善しないとお悩みの方はすごく多いですね。
アレルギー疾患を持っている方も冷え性の方が多い傾向にあると思います。
アトピー性皮膚炎の皮膚は肌のバリア機能がうすく、肌の水分が蒸発しやすいので、体の熱をキープすることがほかのひとより難しいのだと思います。
わかりやすく言えば、ふたのないカップにいれた飲み物は冷めやすいけど、蓋つきのカップは冷めにくい・・・みたいな感じでしょうか
まずはやっぱり、肌のバリア機能を高めるスキンケアが大切ですよね。
冷え性を改善する食べ物や漢方薬なども利用するといいかもしれません。
漢方薬を購入する場合は、ぜひ漢方専門薬局で買ってみることをお勧めします。
漢方薬局は病院で処方でもらう製剤よりは薬の価格が高いけど、その人の体質にあった漢方をカウンセリングの上で決定して、専門薬剤師が作ってくれるので、より体質にあったものに出会える可能性があります。
病院で処方してもらう場合は、漢方認定医のいるところがいいでしょう。
普通の内科でも処方してしてもらえますが、漢方はその人の証にあったものを見極めるのに、専門性と時間がかかるため、自分のあった漢方をもらえないかもしれません。
冷え性におすすめの食材
冷えの原因はおおまかに気虚と血行不良の二つのタイプがあります。
「気虚」タイプ
「気」のエネルギーが不足して体を温める機能が低下しているタイプ。
冷え性のため、胃腸も冷えているので胃の機能も弱く、食事は胃に負担をかけない食べ物が適しています。消化機能が悪いので、下痢気味になるひとも多いです。
冷えは体のエネルギー低下につながり、免疫力も低下するので、かぜをひきやすい、疲れやすい、アレルギー疾患が出やすい状態を起こしてしまいます。
昔から冷えは万病のもととは、よくいったものですね。
おもな症状に「だるい・しもやけになる・かぜをひきやすい・手足の冷え・トイレの回数が多い、むくみやすい、不妊症」などがあります。
このタイプには体をあたためてくれる食材がおすすめです。
例えば、牛肉、鶏肉、羊肉、えび、うなぎ、長芋、じゃがいも、豆、にら、ねぎ、しょうが、らっきょう、シナモン、りんご、かぼちゃ、玉ねぎ、もち米、キャベツ、アスパラガス、ブロッコリー、きのこ、栗、くるみなどがあります。
体を冷やす食べ物はできるだけ避けましょう。
冷たいもの、刺身などの生で食べるもの、てんぷら、フライなどの揚げ物、お菓子などの甘いもの、刺激の強い香辛料(唐辛子など)のもの、は胃腸の調子が整うまでは控えたほうが冷え性改善につながります。
おすすめ献立は、主菜に、牛肉、鶏肉、えび、うなぎ、羊肉のおかず、副菜に胃腸の機能を高めて体力の回復につながる山芋や、豆類、きのこなどがよいでしょう。
野菜もできるだけ生で摂らず、加熱したものを食べましょう。
決して偏った食材ばかりだけ取るのではなく、バランスよくこれらの食材を取り入れていきましょう。あまり神経質にこれらの食材にこだわるとストレスになってしまい、さらに気のエネルギーが下がるので、食べるならこれらの食材を他の食材より選んでみようくらいの気持ちでらくに構えてみましょう。
ストレス、過労をできるだけためずに、寝不足にならないよう、寝る時間と起きる時間をしっかりきめて、たっぷりと休息をとって体をやすめるように規則正しい生活をすることが冷え性改善の基本です。
「血行不良」タイプ
血液の巡りが悪いと手足などの末端まで血液がじゅうぶんにめぐることができずに冷えるタイプがあります。
このタイプのかたにおすすめの食材は体を温めてくれる、新陳代謝を高める食材がいいです。
例えば、黒酢、たまねぎ、にら、にんにく、らっきょう、桃(缶詰でもOK)、シナモン、粉山椒、サフラン、肉より青魚がよいでしょう。
飲み物は常温またはホットドリンクを飲むようにしましょう。
血行がわるくなる原因のひとつに血液がサラサラでない、流れがよくない血液の場合があります。
主菜に肉ではなく、EPA,DHAなどの血液中の中性脂肪を減らして、サラサラにしてくれる青魚(イワシ、さば、さんま、あじなど)を食べるようにしましょう。
血液をドロドロにする原因の食材である甘いもの、濃い味付けのもの、脂肪の多いもの(バターや、クリーム、肉の脂など)は控えるようにしてみましょう。