アトピーケアの手引き

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2017年新抗ヘルペスウイルス薬アメナリーフ錠発売 帯状疱疹(治療編)

2018/06/26

帯状疱疹の治療の基本は抗ヘルペスウイルス剤

帯状疱疹と診断されたら、市販の薬に内服の抗ウイルス薬はありませんので、医療機関を受診して、薬を処方してもらいましょう。そして、できるだけ早く抗ヘルペスウイルス剤を服用します。帯状疱疹の治療の最大のポイントでもあります。

帯状疱疹の症状がでてから、出来るだけ早く抗ウイルス薬を服用することで、速やかにウイルスの増殖を抑えて、皮膚症状や痛みを緩和し、完治までの時間を短縮することができます。服用開始から効果がでるまでに約2日前後くらいかかるので、途中で止めることなく、基本的には7日間服用することになっています。しっかりと続けて服用してください。

発症した時間に近いほど効果が期待できるので、私の勤める薬局にくる患者さんには調剤したお薬は医師の指示で、初回の抗ウイルス剤はすぐに服用していただいています。

通常服用タイミングが食後とありますが、初回はできるだけ早く飲んだほうがいいので、食後でなくても服用してもらって、次回から食後できちんと飲んでいただいています。(毎食後の場合は4時間以上あけて服用してもらっています。1日5回の場合は、3時間くらい)ご自身がお薬もらわれる場合はその薬局の薬剤師に相談してください。

帯状疱疹に効く抗ウイルス剤は、内服薬では一般名ではアシクロビル(ゾビラックス)、バラシクロビル(バルトレックス)、ファムシクロビル(ファムビル)があります。

新薬の2017年9月7日発売の抗ヘルペスウイルス剤の新薬「アメナリーフ錠」。このアメナリーフ錠の特徴は、ほかの薬と違って1日1回の服用なので、飲み忘れが少なくなるのはいいことですね。腎障害の方の投与の用量制限もなく使いやすそうです。

重症患者や免疫不全の患者は抗ヘルペスウイルス剤(アシクロビル、ビタラビン)の点滴静注投与で治療すると帯状疱疹の治療ガイドラインにあります。

また、痛みが強い場合は消炎鎮痛剤(ロキソニン、カロナールなど)、プレガバリン(リリカ)、ノイロトロピン、三環系抗うつ剤(トリプタノールなど)、ビタミンB12(メチコバール)などを処方されることもあります。

初期にしっかり急性期疼痛(痛み)をコントロールすることが大切です。


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抗ヘルペスウイルス剤(内服剤)

現在、発売されている抗ヘルペスウイルス剤は、ファムビル(マルホ)、バルトレックス、ゾビラックス(グラクソスミスクライン)とあり、アメナビル、ファムビル以外はジェネリック医薬品も発売されている。(ファムビルも2017年12月にジェネリック医薬品発売予定)どれも高価な薬なので、ジェネリック医薬品を選択される患者も多いです。

バルトレックス錠の場合は、概算ですが一日6錠7日分で、3割負担の場合、薬代のみの計算で約5100円くらい、ジェネリック医薬品はメーカーにより幅があるので2300~2700円前後となり、差額2300円以上あります。

(この金額には薬代のみで、診察代、検査代、調剤基本料など含まれないので実際にはもっと高いです)※薬価は2年ごとに改正されるので、これは2017年9月現在の計算です。またほかに痛み止めなどが処方されることもあるので実際はもっとかかることがあります。

ゾビラックス錠は、ジェネリック医薬品の薬価が安いので、差額はかなり大きく、3割負担で(薬代のみの計算で)約7400円がジェネリック医薬品にすると1230円前後で差額6000円以上です。(すごくざっくりとした計算ですが・・・)

アメナリーフ錠は薬価が高いので、薬代はバルトレックスよりすこし高くなります。

高額な医薬品ですから、支払い金額が高いので、服用回数が多くても、安いほうがいいとアシクロビル(ジェネリック医薬品)を希望される患者も多いです。ジェネリック医薬品は効果が心配といわれる方もいらっしゃいますが、私の勤める薬局では9割以上の方がジェネリックを選択されていますが、効き目が悪かったという方はいまのところいません。ちなみに当店ではバラシクロビル錠500mg「pp」もしくは「サワイ」を使っています。

もし、希望されるなら「ジェネリック医薬品希望」と、医師または薬剤師に相談してみてください。

  アメナリーフ錠(新薬) ファムビル錠 バルトレックス錠・顆粒 ゾビラックス錠・顆粒
一般名 アメナビル ファムシクロビル バラシクロビル塩酸塩 アシクロビル
効能効果 帯状疱疹

単純疱疹

帯状疱疹

単純疱疹帯状疱疹

水痘(みずぼうそう)

性器ヘルペスの再発抑制

造血幹細胞移植による単純ヘルペスウイルス感染症の発症抑制

単純疱疹帯状疱疹

水痘(みずぼうそう)(小児のみ)

性器ヘルペスの再発抑制(小児のみ)

造血幹細胞移植による単純ヘルペスウイルス感染症の発症抑制

1日服用回数 1日1回 1日3回 1日3回 1日5回

1日用量

(帯状疱疹)

1日1回2錠

6錠

1回2錠

6錠

1回2錠

10錠

1回2錠

特徴

 1日1回OK

おもに糞中に排泄されるため腎障害がある方でも減量せずに服用できる

既存とは異なる作用機序の新しい抗ヘルペスウイルス薬

大きさは長径15ミリ、厚さ5.7ミリあり、やはり大きめである

 ペンシクロビルのプロドラック。

錠剤の大きさがバルトレックス(18.5ミリ)より小さい(直径10.1ミリ)ので飲みやすい

まだジェネリック医薬品は発売されていない2017.9現在

 ゾビラックスのプロドラック。バラシクロビルは体内で、代謝されてアシクロビルになる。吸収率の改善で1日3回の服用でよい

錠剤の大きさがかなり大きい(長径18.5ミリ、厚さ6.1ミリ)。顆粒もある

ジェネリック発売済み

 錠剤の大きさが他の薬剤より(直径11ミリ)小さいので飲みやすいが服用回数は多い。顆粒もある。

発売が1992年なのでデータの蓄積がある

ジェネリック医薬品発売済み

抗ヘルペスウイルス剤(外用剤)

抗ヘルペスウイルス剤(外用剤)には、ゾビラックス(軟膏、クリーム)またはそのジェネリック医薬品、アラセナA(ビタラビン)軟膏とクリームまたはそのジェネリック医薬品がある。軽度の帯状疱疹の場合は使用する。

内服剤は、市販品(薬局の店頭で買える医薬品)の発売がないのですが、外用剤は市販品の商品(アラセナ、アクチビアなど)があります。市販品の場合、口唇ヘルペスの場合のみの適応で2回目以降の再発において使用できますが、口唇ヘルペス以外の場所のヘルペス(性器ヘルペスなど)や帯状疱疹の場合は適応がありませんので、市販品ではなくかならず医療機関に受診しましょう。後遺症や合併症予防のためにも大切なことです。

 

帯状疱疹にかかってしまったら注意したいこと

大事なのはとにかく処方された抗ヘルペスウイルス剤はきちんと飲むこと、決して勝手に服用をやめたり、増量したりしないこと免疫力がさがることで発症しますから、免疫力が下がるような疲れることはできるだけさけて安静にすること。睡眠と栄養も大切です。アルコールはできるだけ控えましょう。

 

治るまでは患部を冷やすと痛みがひどくなるので、冷やさないように気を付けましょう。温めるのは血行がよくなり痛みが軽くなるので、入浴はしてもかまいません。入浴の時、水ぶくれを破らないように注意しましょう。細菌感染しやすくなってしまいます。

通常、人にうつすことはありませんが、水ぼうそうにかかったことのない小さなお子さんなどにはうつしてしまう可能性がありますので、接触しないようにしましょう。特に水ぼうそうにかかったことのない妊婦には胎児に影響があるので、家族が帯状疱疹または水ぼうそうになった時は、うつさないように気を付けましょう。

 

 


medi


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