アトピーケアの手引き

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アトピー性皮膚炎の症状について

アトピー性皮膚炎の症状の特徴

2018/08/26

強いかゆみのある湿疹をくりかえすのが、アトピー性皮膚炎

 よくアトピーって一般的に言われるけど具体的な症状は何でしょうか?

 アトピー性皮膚炎の症状は、とにかく強いかゆみのある湿疹が良くなったり、悪くなったりを繰り返すもので、顔や耳、首、ひじの内側やひざの表側、裏側などに左右対称にあらわれて症状を放置しておくと全身にひろがってしまいます

これは表皮のバリア機能の低下や、それによって引き起こされたアレルギー性炎症によっておこるのです。

 アトピー性皮膚炎の主な症状は 

 乾燥肌

 かきむしるとふけのような皮膚のかさぶたが落ちる

 赤いぶつぶつした湿疹

 皮膚が丘のように盛り上がった小さな湿疹

 つよいかゆみのある湿疹

 かき壊しをくりかえし、炎症のあとが残って赤黒くなったしまったり、ごわごわとした皮膚の厚くなってしまった状態

 じゅくじゅくした状態

 

お風呂上りや、汗をかいたときなど体が温まった時や,寝ているときや、ストレスを抱えているときなどに特にかゆくなりやすい。

しかも、かゆみは本人にしかわからないものですから他人には理解されず、本人には非常につらいものです。

かきむしってはダメだとわかってはいても、かゆみはつらいので、かきむしってしまい、皮膚が炎症で赤黒くなってしまうのは、子供だけでなく大人でもしてしまうくらいつらいのです。

特に小さいお子さんは自分でかゆみを表現することができないので、いつの間にか、かきむしってしまうことも多く、ひどくなりがちです。

大人が乳幼児のかゆみに早く気付くことで、つらいかゆみを軽減させてあげることができればいいですよね。

一度かいてしまった荒れたアトピー性皮膚炎の肌は、きちんとスキンケアして薬も塗って元の皮膚に戻ってから60日くらいのサイクルで正常になるので、薬をぬって治ったように見えても、しっかりと継続して治療しないと炎症の種はくすぶっているのです。

何度も繰り返してしまうのは完全にアトピー性皮膚炎の炎症のタネを抑えないうちに、皮膚状態がキレイになったようにみえて薬を止めてしまい、また症状をぶり返してしまうからなのです。

きちんとなおったようにみえてからもしっかりと2か月は継続して薬を塗って再発させないようにしてください。

 思春期以降は、顔などにアトピー性皮膚炎がでていると、人の目も気になるし、自分もすごく気になるので、表情も暗くなってしまう子供もいます。 

アトピー性皮膚炎のことを、しっかりと理解して上手に肌の状態をコントロールできるように、みなさんが快適に暮らせるように、しっかりと情報を発信していきたいです。

 


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アトピー性皮膚炎の湿疹のでやすいところ

 

 乳幼児・・あたま、顔の紅斑(皮膚表面に発赤を伴った状態。赤みのこと

      そこを圧迫すると消失する)丘疹(きゅうしん:盛り上がった発疹)ではじまって、滲出液のあるのある発疹ができる。

 小児・・・あたま、手足にでやすい

 思春期成人・・顔、あたま、胸、背に湿疹がでやすい

 

 

 


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