アトピーケアの手引き

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アトピー性皮膚炎の症状について

アトピー性皮膚炎とは何か

2018/08/26

 

アトピー性皮膚炎とは、良くなったり、悪くなったりを繰り返す、かゆみのある湿疹を主とする皮膚炎のことです。

特に、顔や首、ひじや、ひざの裏側など左右対称にでやすく、重症のかたは全身に及びます。

アトピー性皮膚炎の方は、皮膚が乾燥しやすく皮膚の水分維持機能が低下するので、肌の外的刺激から守るバリア機能が弱く、いろんな外的要因からの刺激でアレルギー反応を起こしてしまい、かゆみが出やすく湿疹が起こります。

アトピー性皮膚炎はもはや珍しくなく一般的な疾患になり乳幼児から成人まで多くの方が悩んでいます。

日本国民の30%前後の人が何らかのアレルギー疾患にかかっていると考えられ、これからは、よりアレルギーに対する専門の医療機関も増えると思われます。

日本政府もアレルギーによる仕事の生産効率の低下を防ぐために、色々なアレルギー対策の強化に乗り出しています。


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日本皮膚科学会のアトピー性皮膚炎の定義はアトピー性皮膚炎の患者の多くはアトピー素因をもっているとあります。

アトピー素因とは家族にアトピーの方がいる、いままでに気管支喘息、アレルギー性鼻炎、結膜炎、アトピー性皮膚炎のうちいずれかまたは複数あること、またはIgE抗体を産生しやすいことです。

つまり、通常より、アレルギー反応がでやすい体質であるということです。

 

アレルギーや、敏感肌などの遺伝的やな要素食べ物やダニ、花粉、ハウスダストなどのアレルゲンと乾燥や、ひっかくことなどの環境要因で起こっており、生活環境改善もアトピー性皮膚炎の治療においては重要であると思います。

アトピー性皮膚炎の原因
遺伝的な体質 環境要因
アレルギー体質・敏感肌・乾燥肌

ダニ、花粉などのアレルゲン

乾燥、汗、汚れ、ひっかくなどの環境

アトピー性皮膚炎の治療は根気のいる治療になると思います。

しかし、根気よく続けて治療すれば、自分で治すことのできる病気で、決して治らない病気ではないと思います。

その治療とは、皮膚を清潔にし、スキンケア、薬を根気よく塗って、アレルギーの原因となるものから肌を守るように気を付けることです。これを毎日続けていくのは本当に大変なことです。

治療を続けていくうちに、少し症状がよくなると、治療に手を抜いてしまいがちです。

そうするとせっかく治まっていた皮膚の炎症がまた現れてしまい、治療が振り出しに戻ることも多いのです。

私のいる薬局でも、定期的にきちんと確実に薬をぬり、スキンケアも確実にしている患者さんは、残念ながらそんなに多くありません。特に大人になるほど、お仕事もあるので、薬が途切れたりすることもよくあります。日々の生活も大切ですから仕方ないのかもしれませんが、処方箋をもってきたときにアドバイスしたいのですが、お忙しい方も多いので、なかなかゆっくりお話しすることができません。

伝えたいことは「根気よくアトピー性皮膚炎の治療(薬、スキンケア、環境)を続けること」が、大切であること。

しっかりと日々アトピー対策を取ることで悪化を防いで、上手に皮膚炎をコントロールしていきましょう。

しかしながら、忙しい毎日のなかで、どのように治療したらよいのか、毎日の薬局業務の中では伝えきれない細かいことや、手助けになる情報を発信していきたいとおもいます。

 

アトピー性皮膚炎の原因についてはこの記事をどうぞ

 


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