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春のアトピー皮膚炎の悪化対策
2018/08/26
春になると気分は上がり、花見やゴールデンウィークなど楽しいイベントもあります。
アトピー性皮膚炎をもつアレルギー疾患がある人は、春はそんな楽しいイベントの半面、とても肌荒れしやすくなります。
花粉症とか、ぜんそくを患っている方も、春先は体調を崩しやすい不安定な季節ですよね。
春のアトピー皮膚炎の悪化対策:春は花粉や黄砂にご用心!
まず、多いのが顔の乾燥や汚れによるアトピー性皮膚炎の悪化です。
長い冬が終わり、ようやく温かく過ごしやすくなるとともに、花粉や黄砂などの異物が空気中を舞い、春風は冷たくビュービューと強風になることも多いですから、肌は乾燥しやすく、またほこりや、花粉などアトピー性皮膚炎の悪化要因となるものにさらされてしまいます。
春はお花見したり、アウトドアイベントも増えてきますので、外出の際はなるべく風に当たらないようにしてほしいです。
帽子やマスク、メガネなどで、できるだけ防御して花粉や黄砂などの異物が直接肌にあたらないようにしてください。
ツルツルした素材の服とか、花粉などがつきにくい素材の洋服などもいいですね。ただ、ナイロンやポリエステル素材は化学繊維ですので、かゆくなってしまう人は、下に綿などの天然素材の服を重ね着するといいでしょう。花粉など異物がつきやすいニットやウールなどはできるだけ避けましょう。
外から帰ってきたら、一番外側に来ている上着などには、花粉などがたくさんついているかもしれないので、まず洋服ブラシでかるくブラッシングして玄関などにかけて置けるようにして部屋の中にもちこまないようにするのがベストです。
春のアトピー皮膚炎の悪化対策:春のスキンケアのポイントは洗い流すこと
アトピー性皮膚炎のスキンケアは常に清潔にすることは基本中の基本です。
ですが、先に述べたように春は空気に花粉や黄砂などの異物が含まれる季節ですので、自宅に戻ったらすぐに入浴して花粉などの異物を洗い流しましょう。
本当は入浴していただくのが一番ですが、すぐには難しいなら洗顔だけでもしていただきたいです。もちろん、スキンケアはしっかりと保湿して肌を守ってあげましょう。
着ていた衣類もできれば、毎日洗って洗い流してしまいましょう。
春のアトピー皮膚炎の悪化対策:紫外線をカットする
春は急激に紫外線量がふえる季節でもあります。
毎日のほんの少しの外出でも日焼け対策はしっかりとしましょう。たった10分の朝のゴミ出しや送迎などでも1か月で合計300分です。5時間も日焼け対策なしで外にいると思ったら、無防備すぎて怖くなりませんか?
紫外線対策
1)紫外線の強い時間帯の外出はさける
一番簡単な方法ですよね。午前10時くらいから午後2時くらいの時間帯が最も紫外線量が多いといわれています。12時前後は紫外線量のピークですね。買い物や、急ぎではない幼児はこの時間はさけてみましょう。
2)日傘や帽子、サングラス、長袖の服を着るなど肌の露出を控えること
肌が、紫外線に直接さらされることがないように気を付けましょう。ただマスクは肌荒れの原因にもなりますので気を付けてください。軟らかい素材のものを選びましょう。
3)日焼け止めを使いましょう
日焼け止めは肌に刺激のないタイプを選びましょう。紫外線吸収剤を使用していないもので、紫外線散乱剤を使った日焼け止めを選びましょう。健常肌の方でも、決してしてはいけないのは、昨シーズンで使っていた開封済みの日焼け止めを使うことです。開封して時間の経ったものは酸化して劣化変質しているものもあり、たまに、そういった患者さんが、かぶれてしまって顔を真っ赤にして来られますので・・・気を付けましょう。